頭部3D座標解析チュートリアル
[ Updated at 2019/09/14 ]
Bio-Informatics

はじめに

GPS Acquisitionという脳波キャップ上の電極の3次元座標を取得するシステムを用いて、計測したGPSRデータの解析方法を紹介します。

最適な手技という保証はしていないこと、不適切な用途での使用はしないことだけご留意下さい。

 

ここでは、以下のような*****.GPSRというファイルを用いていきます。(計測の手法は頭部3D座標計測チュートリアルをご参照ください。)

GPS_Acquisition_10

 

解析手順

1. データの読み込み

GPS Solverのアプリを起動します。

GPS_Solver_1

 

起動ができたら、File > Openからファイルを開きます。(Command + Oでも可)

GPS_Solver_2

 

GPS Acquisitionでの設定を選択します。(ここでは、HydroCel GSN 128 1.0を選択しました。)

GPS_Solver_3

 

2. キャリブレーション作業

ここからは、次のような手順で、キャリブレーションを行なっていきます。

手順 内容 詳細
1 Identify Sensors 各カメラから見た指定の電極の位置を指定する(11個のカメラ)
2 Adjust Sensors [130] センサーの位置をマウスで調整する(130個の電極)
3 Verify Sensor Placement [11] 各カメラから見たセンサー位置を確定させる(11個のカメラ)
4 Specify Nasion [2] ナジオン(鼻根点 / 鼻と目の間の点)を指定する(2個のカメラから)
5 Specify LPA [2] LPA(Left Pre-Auricular)を指定する(2個のカメラから)
6 Specify RPA [2] RPA(Right Pre-Auricular)を指定する(2個のカメラから)

 

① Identify Sensors

各カメラから見た指定の電極の位置を指定します。

以下の場合だと、Camera 1: Please click on sensor 6とあるように、6番の電極をクリックします。

GPS_Solver_4

 

② Adjust Sensors [130]

130個の電極の位置をマウスで調整していきます。

調整がうまくできると、青色になります。

この作業を1~11までの各カメラで行なっていきます。(右下のカメラの選択画面からカメラを変更可能)

GPS_Solver_5

 

2つのカメラからの調整を行い、妥当な位置にあると判断されるとその電極は緑色に変わります。

GPS_Solver_23

 

位置がずれてしまっていると、赤色になります。

GPS_Solver_22

 

また、もしも電極がカメラから見えないときは、その電極を調整するためのカメラを変更します。

例えば、以下の85番の電極があるとします。カメラを変更するためには、Change Camerasを選択します。

GPS_Solver_9

 

現在の5番のカメラだと見えないため、真後ろである9番のカメラに変更します。

GPS_Solver_10

 

③ Verify Sensor Placement [11]

11個の各カメラから見たセンサー位置を確定させます。

そのカメラ内のすべての電極の位置が正しければ、右下のSensor Placement Verifiedをクリックします。

GPS_Solver_21

 

④ Specify Nasion [2]

ナジオン(鼻根点 / 鼻と目の間の点)を2個のカメラ(7番 / 11番カメラ)から指定します。

ナジオンの部分を右クリックして、Nasionを選択します。

GPS_Solver_14

 

⑤ Specify LPA [2]

LPA(Left Pre-Auricular)という耳介前点という場所を2個のカメラ(6番 / 11番カメラなど)から指定します。

同様に、LPAの部分を右クリックして、LPAを選択します。

GPS_Solver_18

 

⑥ Specify RPA [2]

RPA(Right Pre-Auricular)という耳介前点という場所を2個のカメラ(3番 / 8番カメラなど)から指定します。

同様に、RPAの部分を右クリックして、RPAを選択します。

GPS_Solver_20

 

結果の確認

これで、キャリブレーションは、完了しました。

以下のように右上のボックスにチェックが入っていることを確認できたら、File > Export > MFFを選択し、保存します。

GPS_Solver_25

 

結果的に、以下のようなxmlファイルが出力されれば、成功です。

GPS_Solver_27

umi-mori
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